バンコクから一番近いタイ世界遺産 アユタヤ

アユタヤってどんなところ?

タイの都市のひとつ、アユタヤは約650年前にタイの中心として栄えていました。
大昔に建設された寺院や仏像の遺跡が町中に残っており、それぞれ見学が可能となっています。

これらの遺跡が密集しているアユタヤ歴史公園は、ユネスコ世界遺産に「古都アユタヤ」として登録されています。

また歴史公園以外にもタイらしい観光スポットが多いのがこの都市の特徴で、遺跡を見ながらの象乗りや水上マーケットでのショッピングが楽しめます。

バンコクに比べて高層ビルが建っていないアユタヤ。
タイらしい町並みと、その町並みに古く茶色い遺跡群が馴染んでいる光景が見られるため、写真撮影のしがいもあります。

どこにあるの?

タイの首都バンコクから、北へ約80㎞の位置。
車で1時間半程度のところにあり、バンコクから一番近く、行きやすい世界遺産となっています。。

バンコクからの交通手段は、主に乗り合いバンなど車になります。

かつて繁栄した古都アユタヤは、歴史の深い都だった!

アユタヤはかつて、タイの交易の中心として繁栄した旧都市でもあり、当時多かった戦争の跡を見ることもできます。

当時の王朝の勢力は大きく、カンボジア、ラオス、ミャンマーの一部地域を支配下に置くほどだったそうです。

また交易の歴史の中で、日本人が訪れ日本人町を築いた地としても有名。
には1,000人~1,500人の日本人が住んでいたとも言われています。

歴史公園に行く前に…王朝の歴史について知っておこう

アユタヤ王朝は、タイ中部アユタヤを中心に、400年間繁栄したタイ族の王朝。
スコータイ朝の末裔王家を含む5つの王統が存在していました。

貿易が国の富として重要な王朝だったとされ、チャオプラヤー川に続く運河の港の傍で繁栄した都。
当時は日本をはじめ、ポルトガル、フランス、オランダとの貿易を行っていた歴史があります。

他の東南アジア諸国やかつてのスコータイ王朝と同じく、上座部仏教を保護していた王朝で、アユタヤには当時築かれた仏像や寺院の遺跡が数多く残っています。

中にはアユタヤ王朝が出来る前から建造されていた遺跡も含まれているという説も。

アユタヤに存在する遺跡は、比較的に新しいものであるにも関わらず破壊された跡が目立ち、煉瓦のみの風貌が特徴的です。

これは、1767年にビルマによる侵略で王朝が消滅したのち、市内の仏像や石像が破壊されたことが理由です。

世界遺産 アユタヤ歴史公園

当時のアユタヤ朝の王が、貿易で得た利益で作り出した大量の仏像や寺院が残っているものがアユタヤ歴史公園の遺跡群です。

他の王朝との攻防が激しかった当時、中心地の周りを囲むように掘り起こし、防御用の運河を作ったアユタヤ王朝。
その川が囲んでいる地域に、遺跡が集中しています。

見逃せない遺跡をご紹介

広大な地域に点在する数多の遺跡群ですが、その中でも特におすすめの遺跡をご紹介したいと思います。

ワット・マハータート

アユタヤ歴史公園内にある、原型がほとんど残っていない寺院。
現在でも修復作業が行われているようですが、破壊されたままの状態で安置されています。

敷地内にある、長い歴史を経て菩提樹の根に取り込まれた仏像の存在感は大きく、アユタヤを訪れた人が必ず訪れるポイントです

この菩提樹に取り込まれた仏像と写真を撮る際は、菩提樹の顔よりの低い位置にしゃがんで撮影しなくてはいけません。

立ち上がって撮ろうとすると、仏像よりも高い位置になってしまうため現地の管理人やガイドに注意されることでしょう。

ワット・プラ・シーサンペット

ワット・プラ・シーサンペットは、アユタヤの王の遺骨を納めた3つの仏塔が存在する寺院です。

アユタヤの王宮跡のすぐそばに位置し、現在のバンコク王朝の王宮とエメラルド寺院と同じような立ち存在となっています。

仏塔の東側には、寺院の名前にもなっている「プラ・シーサンペット」という黄金の仏像がもともと安置されていましたが、ビルマの侵略で破壊されてしまいました。
戦後に修復作業が行われたため、現在の形まで戻っています。

ワット・ラーチャブラナ

「王が訪れると死ぬ」という伝説があったことにより、歴代アユタヤ王が立ち寄ったことがない寺院として有名です。

かつて王位継承権を争って亡くなった王の兄2人の遺骨を納めるために造られた寺院であり、この建造目的により上記の不気味な伝説が出来上がったんだとか。

煉瓦造りの広い礼拝堂と、大きな仏塔は見物です。
ワット・ラーチャブラナも、上記2つの寺院と同じくアユタヤ歴史公園内の寺院遺跡です。

夜までいるなら見逃せない!歴史公園の遺跡ライトアップ

もしも夜が更けるまでアユタヤにいるという方におすすめなのが、遺跡群のライトアップです。

上記で紹介した、アユタヤ遺跡公園内の3つの寺院は夜の時間帯になると美しくライトアップされるのです。

もし夜のライトアップが見たいなら、昼間の猛暑の中あまり動き回らないようにするのがおすすめ。
実際に現地に行った人の多くが、昼間に行動しすぎて夜までいれなかった…という経験をされています(編集員も例外ではありません)。

アユタヤ観光は屋根のない公園を長時間回るため、日射病や疲れ、日焼けに要注意です。

1日で回れる!周辺の観光スポット

ワット・ヤイチャイモンコン

高さ72mを誇る仏塔が特徴の、大きな寺院遺跡。中心部からやや離れたところに位置しています。
当時のアユタヤ王、ウートーン王が留学から帰ってきた僧侶たちのために建造した寺院です。

仏塔には階段が設置されており、今でも階段を上って上部の仏塔内に入ることが可能です。

意外と高さがあるので、高所恐怖症の人には不向きかも?
ただ、仏塔の上から眺める遺跡群の景色は圧巻です。

タイに住んだ日本人の生活跡地 日本人町

アユタヤ王朝が交易で栄えていた時代、貿易を目的に現地にやってきた日本人が住んだ町です。

現在でもその町跡は保存されており、だれでも立ち寄ることができます。

現在、敷地内は日本式の庭園と2つの歴史センターの2つで構成されています。
施設は以下の二つになります。

アユタヤ・ヒストリカル・スタディ・センター(アユタヤ歴史学習センター)

アユタヤに居住した日本人と、日本人町とアユタヤの関係について見る事が出来る歴史センターです。
当時住んでいた日本人の遺品や、生活の跡が展示されています。

山田長政とターオ・トーンキープマーの展示

当時の日本人町と縁があった山田長政とターオ・トーンキープマーをメインにした展示室です。

あ土産・お買い物に最適!アヨタヤ水上マーケット

上記でご紹介した、ワット・ヤイチャイモンコンの近くにある水上のマーケットです。

タイで一番有名な、写真でもよく見かけるダムヌンサドアク水上マーケットとは違って観光地としてつくられたマーケットですが、お土産屋さんが多く買い物好きにはたまりません。

また、池を囲むように、回廊使用で店舗が作られているので、船でめぐる必要はなく、徒歩で見て回ることができます。

食べ物や飲み物も充実しており、タイの伝統的な料理やお菓子、飲み物がローカルプライスで楽しめるのもこのマーケットの特徴です。

疲れたという人は、ここにあるマッサージ店で疲れを癒すのもありかもしれません。

タイといえば象乗り体験!エレファントレッジ

タイで象に乗りたい!とお思いの方におすすめなのが、エレファントビレッジでの象乗り遺跡観覧。

このエレファントビレッジはアヨタヤ水上マーケットに隣接しており、象にのって近くの遺跡を往復するサービスが観光客に人気です。

また、手なずけられたトラと一緒に写真撮影できるスポットもあり、そちらも人気です。

象使いのチップ要求に注意

このエレファントキャンプ、象の装飾や日傘がお洒落で王様のような気分を味わえますが…降り場の手前で、案内してくれた象使いからチップを要求されることで有名です。

人によっては20バーツで済んだ人、はたまた1,000バーツも要求される人まで。

象の背に乗ってしまった以上、乗り場まで行かないと降りられない…そんな状況で要求されるので、よっぽどタイ語が話せない限りは回避できないかも…。

しかし押しが強かったのか、1バーツも払わずに降りられたという事例もあるので、あきらめずに交渉するのも手ですよ。

写真撮影をしようとしてきたら、断ろう

象に載って散策している途中で、象使いが「カメラを貸して」と自ら写真撮影をしてくれることがあります。
ですが、これは本来含まれていないサービス。提案されても断るようにしましょう。

ここで撮影をお願いすると、後のチップ要求が断りにくくなってしまいます。

利用料がガイドブックよりも高い…?

利用料ですが、ガイドブックなどでは10分~20分で200バーツ~400バーツという案内があるものの、2017年の口コミを見る限り大幅な値上げがあった模様です。

カウンターに行くと「30分700バーツのコースしかない」と言われたり、付近にいる案内人のような人から「1時間、他のプランもつけて2,000バーツ」と言われたり…交渉をすれば値下げにも応じてくれますが、ふっかけ覚悟で行く必要があります。

象乗り体験、トラとの写真体験など思い出になること間違いなしですが、チップ要求と高価格覚悟で行くべきでしょう。

エレファントビレッジという名称で有名ですが、現地ではPangchang Ayothaya Elephant Villageという名前。到着して違う施設と思ってしまいそうですが、同一施設なのでご安心を。

クルーズで優雅にバンコクへ帰還しよう

昼間にアユタヤからの帰るなら、ランチクルーズで運河を下っていくというのはどうでしょう?

アユタヤを流れるチャオプラヤー川はバンコク市内へ続いているため、アユタヤ観光からの帰路を船にするという手があるのです。

このクルーズ上ではランチが含まれており、ごはんを食べながらバンコクへ帰ることができます。

所要時間は3時間~3時間半程度
残った時間は船の上でゆっくりと景色を眺めながら…なんて素敵ですね。

アユタヤの田舎の景色から、都会のバンコクへ…と、川の周りの景色の移り変わりを眺めることができるのんびりクルーズ。
是非一度楽しんでみては?

※調べてみたところ、個人で予約できる場所があまり見つからなかったため、現地ツアーで利用するのが一番おススメの予約方法と言えます。

ホテル情報

iuDia (アイユーディア)


(画像引用: www.agoda.com)

川向の寺院のライトアップが最高な4つ星ホテル

歴史公園の周りを囲む、川沿いにある4つ星ホテルです。
4つ星ホテルとだけあって、ホテル内のサービスは上質。

特におすすめなのが、川の向こうにある寺院ワット・プッタイサワンの夜間ライトアップが見られるリバービューの寝室です。

予想よりも遺跡の景色がよかった!」という口コミが多く、遺跡を楽しみたい人に人気。

ホテルのプールからも、ライトアップを眺めることが可能。
プールにつかりながら、タイの遺跡のライトアップを眺める…素敵なアユタヤ旅行になること間違いなしですね。

価格帯 4,000バーツ~6,000バーツ

Ruen Tubtim Hotel (ルアン タプティム ホテル)


(画像引用: www.agoda.com)

渡し船でしか行けない古民家、隠れ家ホテル

普通のホテルとは違った、タイのトラディッショナルな雰囲気を味わいたいならこのホテルがおすすめ。

タイの木造高床式古民家をベースに造られたこのホテルは、タイの昔ながらの民家そのもの。
家具もおしゃれなものも多く、部屋そのものがまさにフォトジェニックと言えます。

ただ、川のそばにあるホテルなので蚊の大量発生の可能性あり。
蚊よけスプレーを用意するなどして、注意したほうがいいでしょう。

渡し船に載らないと行けない孤島にあるホテルなので、まわりにコンビニなどもなく出歩くには不便かもしれません。

ゆっくり、ホテルの雰囲気を楽しみたいという人におすすめ。

価格帯 4,000バーツ~6,000バーツ

Grand Pearent’s Home(グランドペアレンツ ホーム)


(画像引用: www.agoda.com)

日本人の口コミ多し!リーズナブルに泊まるならここ

日本人が泊まるならここ!という口コミが多い格安ホテル。

スタッフの対応が良い、部屋がきれい、シャワートイレ付、エアコン付きなど良いところが多いのに800バーツ程度で泊まることができるのです。(予約サイトで予約すると、さらに格安になるかも!)

歴史公園にも近く、ホテルでは自転車を貸し出してくれるサービスがあるのもありがたいです。

価格帯 800バーツ前後

アユタヤへの行き方

1拍以上の滞在なら乗り合いバンがコスパよし

アユタヤを観光する場合、ほとんどの人はオプショナルツアーから日帰りツアーを選んで楽しみます。
日帰りツアーであれば、2000バーツ前後のツアー費用に現地の観覧費、移動費が含まれているためコストパフォーマンスがいいのです。

しかし現地に1泊以上泊まりたいという方は、バンコクからの行き来もアユタヤでの移動も、現地の人と同じ手段で移動したほうが安上がりになるでしょう。

1泊以上の滞在や、移動費にお金をかけたくないという人ならモーチット・北バスターミナルから出ているミニバンでの移動がおすすめ。

昔はビクトリーモニュメントからアユタヤ行きのバンが出ていましたが、現在では発着していないようです。

料金はモーチット・北バスターミナルからアユタヤ市内までで片道60バーツ
荷物が多い人は、2席分のチケットを購入するといいでしょう。(ミニバンは社内が狭く荷物を置くためのスペースがありません)

ロットトゥーの事故には注意しよう

この移動手段のひとつである乗り合いバンですが、大型バスが走行していない路線をカバーしているため、タイの一般市民に広く利用されている交通機関となっています。

タイではロットトゥーと呼ばれている乗り合いバン、2017年後半に邦人が巻き込まれた事故が話題になりましたよね。
首都バンコクから地方へ伸びる幹線道路ではスピードを出して走行していることが多く、事故が起きやすい移動手段でもあります。

特に安上がりなバンだと安全面の管理がしっかりとされていない傾向が強いため、値段が高めでも安全なものを利用するのがおすすめです。

日帰りならツアーがおすすめ

日本人が訪れる観光地として人気のアユタヤですが、長期間いない場合や日帰りの場合は自分で交通手段を手配するよりも、現地のオプショナルツアーでまるっと予約してしまうほうがいいでしょう。

ツアーには往復の移動費、アユタヤ市内での移動費がすべて含まれているのでコスパトパフォーマンスが抜群です。