タイに入国する際に知っておきたいこと
日本人に人気の観光地として知られるタイ。
2016年度にタイを訪れた日本人は約144万人にも上るそうです。
そんなタイですが、入国する際に知っておくべき知識がいくつかあります。
今回は入国時に慌てることのないよう、最低限知っておきたい知識についてまとめてみました。
タイへ旅行に来る際などの参考にしてみてください。
日本人はビザ免除!ビザ無しでの滞在は30日まで

通常外国人がタイ国で観光する場合にはビザが必要です。
しかしタイは2017年で日・タイ修好130周年を迎える日本と仲の良い国の一つ。
そんなタイは日本人が観光に行く際には、29泊30日以内の観光に対しては、ビザの取得を免除してくれるのです。
軍事政権以前は陸路14泊15日、空路29泊30日でしたが、2017年11月現在は空路、陸路ともに30日となっております。
また万が一滞在期間を延ばしたい場合、ジェンワタナという所にあるイミグレーションでさらに30日の延長手続きを行うことも可能です。
入国時には出入国カードが必要

入国時にはTM6(タイ語読み:トーモーホック)と呼ばれる出入国カードが必要です。
TM6は現地到着後、空港内でも入手することができますが、飛行機内でもらうことが可能です。
空港内のイミグレーションは大変込み合うので、空港内で記載していると入国許可待ちの人々に巻き込まれ、空港から出るのが大変遅くなってしまいます。
渋滞を避けるためにも、機内にペンを忘れず持っていき、機内で書いてしまいましょう。
TM6には以下の情報を記入します。
名前、生年月日、性別、国籍、パスポート番号、滞在先住所、フライト番号
またTM6は出国時にも必要になりますので、紛失しないよう保管しましょう。
(絶対に必要という訳ではないので、失くしても帰国自体は可能です。ただし担当官にボロボロに文句を言われる可能性があるので覚悟は必要です。)
持ち物の規制などについて

タイに荷物を持ち込む際、物品によっては事前申告が必要だったり、持ち込み数に制限があるものが存在します。
ここではそれらを紹介していきます。
事前申告が必要なもの
20,000USD以上相当の外貨
→タイでは、外貨の持ち込みに関して規制や課税はありません。
ただし20,000USDを超える外貨を持ち込む場合、申告が必要です。
申告は簡単な書類のみで完了し、またそれらによる課税など支払いのリスクはありません。
持ち込みが禁止なもの
麻薬
電子タバコ
わいせつ物
知的財産侵害物
一部の植物、野菜、動物
麻薬は当たりまえですが、タイではアイコスを含む電子タバコやわいせつ物の持ち込みが禁止です。
また、海賊版DVDなどの知的財産を侵害する物、生態系を変えてしまう恐れのある一部の植物、野菜、動物は持ち込みを禁止されています。
免税範囲のもの
酒 1リットルまで
タバコ 200本、または250gまで
カメラ ビデオ含め各一台まで
お酒、たばこには持ち込み制限があるので注意しましょう。
日本の免税店で安く買えるからといって、持ち込み制限上限を超えてしまうと、没収や罰金の恐れがあります。
またカメラやビデオにも持ち込み上限があります。
これは国内での違法販売防止によるところが理由でしょう。
往復航空券がないと入国を拒否されるケースもあるので注意

ビザ免除を適応させ、ノービザで入国をする場合、基本的には往復航空券を所持していないと入国を拒否されてしまうこともあります。
ただし、今後陸路でバックパックをする予定など、次の予定を明確に説明できれば入国を許可されることもあるようです。
またパスポートの残存期間によっては搭乗を拒否されるケースもあるので、各航空会社にお問合せを。
基本的には半年以上、もしくは取得するビザ日数程度の残存期限があればまず問題はありません。
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