要注意?タイのタクシーについて
タイで最も利用頻度の多い乗り物はタクシーでしょう。
タクシーの料金は日本に比べると非常に安く、初乗り料金は35THB~(約100円程度)。
その後の料金も300mごとに2THBあがるだけですので、市内であればかなり安くタクシー移動が可能です。
正確な料金表

1~10km区間 1kmごとに5.5THB
10~20km区間 1kmごとに6.5THB
20~40km区間 1kmごとに7.5THB
40~60km区間 1kmごとに8THB
60~80km区間 1kmごとに9THB
80km以上 1kmごとに10.5THB
(ただし、時速6km以下は1分ごとに2THB)
また、空港から乗る場合は、空港使用料として初乗り料金に50THBを上乗せして支払います。
高速道路を使って市内に向かう場合、高速代が25バーツ~75バーツがかかります。
空港を出発したタイミングで「ハイウェー?トールウェー?(高速使うか?)」と聞かれるので、返事はOKでいいでしょう。

高速道路代は、高速の入口で支払いが行われるので入口が見えたあたりで現金をドライバーに渡します。
入口に車体タイプごとの高速料金表が掲示されているので、要チェック。
極稀に、誤魔化しておつりを返さないドライバーがいるのです。
高額紙幣は使えないので注意

これはタクシーに乗る前の注意点ですが、ドライバーさんは高額紙幣となる500THB,1000THB支払った際ののお釣りを持っていないことが多々あります。
おつりがないと、コンビニなどに道中寄り、崩してもらったり、そもそもお釣りを返してもらえなかったりとトラブルが予想されます。
そのため、タクシーに乗る際には、しっかりと事前に細かい現金を用意しておくようにしましょう。
100THBであればほぼ問題はなく使用できます。
また道中、高速道路を利用する機会があれば料金所での両替も可能です。
先述したように高速道路の料金は顧客が支払うことになるので、乗っていればドライバーさんから高速代を請求されます。
その際1000THB紙幣を渡し、お釣りを貰うことで両替もできますので、事前の両替を忘れてしまった場合にはぜひ活用してみてください。
特に歓楽街からタクシーに乗る場合はぼったくりに要注意

タイのタクシーでは、ぼったくりに注意。
とても温厚で優しいイメージがあるタイ人ですが、残念ながら中には外国人からぼったくってやろうと企む人もいます。
特にそれが多いのがタクシーで、有名な観光地になると外国人をターゲットにしたドライバーがわらわらとひしめきあっており、高額な料金を吹っ掛けられます。
一応法律でメーターを使うことが定められているので、違法なのですが、周りももう気にしていないようです。
さてそんなぼったくりですが、対処法は3つほどあります。
以下では対処法について説明していきたいと思います。
②相場を把握しておき、ちょっと高いくらいの価格帯で妥協する
③Uberなどの配車アプリを使う
ちなみにタイのタクシーは日本と違って自動でドアが開閉しませんので、ご注意を。
ドアが開くのを待っているとスルーされますよ!
ジェスチャーと言葉で何とかメーターを使ってもらう

これが一番オーソドックスな対処法です。
中にはぼったくりをしてくる運転手もいますが、ぼったくりをしない普通の方ももちろんいます。
繁華街では難しいかもしれませんが、ぼったくらない運転手にあたるまで気長にトライをし続けるというのも手です。
また、英語やタイ語ができなくても問題ありません。
メーターといえばタイ人も分かるので、雰囲気で伝えきりましょう。
相場くらいで妥協する
相場がある程度把握できていると、高額な料金を請求されることを防ぐことが可能。
あまりにもタクシーに乗れないと、留まっている時間はロスになってしまいますよね。
そんな時はぼったくりを許してやって、タクシーに乗車してしまった方が早いかもしれません。
その場合は相場が把握できているとベストですが、観光で来ていたり、まだ慣れない土地だったりすると判断が難しいところですよね。
BTS駅の近くであれば、相場は1駅30THB程度。
かなりざっくりした数値ですが、これを超えるようならかなり高いので断った方がよいでしょう。
ストレスフリーを求めるなら配車アプリがおすすめ

ぼったくられるのも嫌だし、タクシーに中々乗れないのも嫌だ…!という方におすすめなのは配車アプリ。
使い方は簡単!お手持ちのスマホにアプリを入れ、クレジットカードと連携するだけで使用が可能に!
(ただしクレジットカードと外でも使える回線が必要になります。)
乗車のステップはたった3つ
①アプリを起動し、目的地を入力します。
その際に車両のサイズや、待ち時間、料金が確認できます。
②乗車
アプリで指定された車種とナンバーの車があなたのいる場所まで迎えにきます。
間違いがないか確認し、あとは乗るだけ。
③支払い(キャッシュレス)
目的地に着いたら、降ろしてもらいます。
その際アプリを確認するとドライバーさんに評価をつけることができます。
お支払いには現金は必要ありません。
クレジットカードから直接引き落とされるので、ぼったくりの心配はもちろんありませんし、チップの心配もありません。
また、クレジットカードを使わないという人でも大丈夫!
降車時にドライバーさんに直接現金を渡す形での支払いも可能です。
乗車拒否もよくある
これまたやっかいなのは乗車拒否。
乗車拒否も同様に規制されているはずなのですが、少し遠方まで行こうとするだけですぐに乗車拒否をされてしまいます。
そんな時の対応策も、耐えるもしくは配車アプリを利用するしかありません。
こんなタクシーはだいたいぼったくり常習犯

観光客が多いエリアに特に多いのが、助手席の窓を開けて交渉したがるタクシー。
このようなタクシーは最初からメーターを使う気がないドライバーがほとんどで、目的地を伝えると即答で「200バーツ!」「4人だから1人100バーツで400バーツ!」などとふっかけてきます。(タイ人っぽいタイ語を話す編集者でさえふっかけられます…)
タイが初めての日本人の方ですと、日本のタクシー価格よりも格段に安いからと受け入れてしまいがち。
ですがその走行距離、本来なら半額以下で行けるんですよ…。
そんなぼったくりタクシー、しつこく交渉してくるわけではないので割に合わないと思ったらキッパリ断って去っていただきましょう。
ここからはバンコク在住の編集員の経験則ですが、
・停車時にハザードランプか左折ランプを付けながら近づく
・助手席の窓を開けない
・後部座席のドアを乗客に開けさせて、交渉させてくれる
こんなタクシーであれば、しっかりとメーターも使ってくれる正統派タクシーだと思います。
実際編集員が乗ったのも、ちゃんとしたメータードライバーさんばかりでした。
ぼったくりタクシーが多いエリア
さて、観光客泣かせのぼったくりタクシーですが出没エリアはだいたい決まっています。
そのエリアとはアソーク、ナナ、シーロムエリア。位置情報は以下を参考にしてください。

共通して言えるのが、夜~深夜帯にかけて盛り上がる夜の街エリアだということ。
昼間は少ないぼったくりも、夜が深くなるに連れて出没率が高くなります。
またこのエリアの他に、バックパッカーの聖地カオサン通りもぼったくりタクシーが出やすいエリアとして有名です。
クラブや夜遊びもバンコク観光の楽しみのひとつですが、移動時のぼったくりには気を付けてくださいね。
法人運営の方がぼったくりは少なめ?

タイのタクシーはとてもカラフル。
ピンク、青、緑と様々な色がありますが、実はこれ「そのタクシーが所属している会社を表す色」なんです。
また黄色と緑のダブルカラーは、法人タクシーではなくて個人タクシー。
この個人タクシーには注意した方がよいかもしれません。
もちろん人によって違いがあるので一概には言えませんが、法人よりも個人の方が会社という抑止力がない分、ぼったくりも激しめです。
もしもぼったくりが多く、中々タクシーが捕まらない場合は個人を避け、法人タクシーを選んでみてください。
もちろん法人タクシーにも悪質なドライバーはいますが、多少ましかもしれません。