心技道場主催、禅道会タイランドオープンしゃかりき432カップ

当日の様子を撮影してきました!詳細はこちら

バンコクの空手:禅道会審議道場

BTSプラカノン駅直結の空手道場、心技道場。
心技道場では2014年の設立以来バンコクだけで4拠点・シラチャに1拠点と、幅広く常設道場とジムの運営をされています。

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今回はそんな心技道場の創設者であり、日本オープントーナメントの全国大会で6度の優勝経験を誇る秋山賢治先生にインタビュー。

同道場が主催されている、禅道会タイランドオープンしゃかりき432杯2017について取材をさせていただきました。

禅道会タイランドオープンについて

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禅道会タイランドオープンは、総合空手と柔術を中心とした武道の大会です。
子供が中心にはなりますが、大人から子供まで出場できる大会です。

この大会はもちろん普段の練習の成果を試す場所ではありますが、それだけではなくて、武道教育の場、青少年健全育成のコミュニティとして非常に意義のある場所、そういう大会を目指しています。

また、大会開催予定地のゲートウェイエカマイは日本食や日本に関連するお店が多いデパートです。

そのため来場するお客さんは日本に興味、関心のあるタイ人の方が中心。

そういった方々に日本の文化を知ってもらい、その素晴らしさを理解してもらう。
そのような意義も持たせることができればと、考えています。

出場予定人数は150人くらいで、日本人が60%、タイ人が40%の比率です。
大会には、心技道場の生徒だけではなく、スポーツ柔術の生徒など、様々な道場の生徒が参加してくれます。

大会の運営理念とコンセプト

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「生きる力を養う」というものをコンセプトとして置いています。

生きる力というと漠然としているように感じてしまいますが、武道、戦いの場に於いては、ただ強気で乱暴なやつが強い訳ではないんです。

それよりもコミュニケーション能力や、礼儀、自分の心をコントロールする力の方が重要で、強さに繋がります。

自分をコントロールできる人が試合の中でも冷静さを保ち正しい判断ができます。
また一生懸命頑張り、終わったあとには、しっかりと礼儀正しく挨拶をし、共に高め合う。

そういったことが何より強さに繋がり、とても重要になってきます。

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そしてもう一つ重要なことは困難に挫けないこと。

これは武道の世界ではよく言われることなのですが、球技などのスポーツと武道というのは発祥が違うんですね。

どのように違うかというと、一般的なスポーツは遊びから始まっています。

これは決して他の文化を否定する訳ではありませんが、例えばネコであっても、目の前にボールがあればじゃれて遊ぶ訳ですよ。

何故かというと、動物的に遊ぶという事は本能に組み込まれているからなんですね。

では、武道が何から発生しているかと言うと、生きるか死ぬかという死生観。
セルフディフェンスから発生しています。

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これは親御さんによく話す話なのですが、
子供に「球技と武道どっちが楽しい?」と質問すると90%くらいのお子さんが「球技」と答えるんですね。

それは何故かというと、楽しいから。

最初はアニメの影響で、戦うこと(武道)がカッコいいと思い、それがモチベーションに繋がるので稽古に励むことができ、楽しいと思える。

しかし段々と慣れてくると、幻想がなくなってきて稽古がきつくなってくる。
そうすると親御さんに、「練習イヤだ、行きたくない」と言い始める訳です。

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その困難をどう乗り越えていくか。
その過程で非常に養われるのが、意思の力です。

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また少し話は外れますが、今は凄い情報過多の時代です。
個人が意思を持ちづらい。色々な情報が入ってしまって。

自分の考え方や、情報を処理する力を養う前に、色々な情報が入ってきてしまい、情報に流されてしまう。

そんな子供が増えてしまっている時代だと思うんですね。

そのため尚のこと今後求められるのは、自分の意思をしっかりと持つこと。

そして自分の情報処理の能力。
自分というものを確立しながら、様々な情報が入ってきたときにそれを自分の人生にどう活かしていくのか、受け入れるのか、切り捨てるのか。

それを判断できる能力を子供には身につけていってほしいと思います。

――――情報を判断できる力が重要ということですね。

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判断できるということは自分が情報に流されず、意思をしっかりと確立していることが重要です。

その意思を確立させるためには武道が最適だと私は思います。
武道的に言うと、意思が強くないと最後まで戦えない。

例えば、意思が弱く、一度負けてしまうと挫けてしまったり、練習に行きたくなくなってしまう子供がいます。

しかし困難があったときに、原因を追究をしどう乗り越えていくのかということが習慣の上で非常に重要です。
また、苦というものをどう乗り越えていくのかというものが武道のテーマ。

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苦というものを出来るだけ遠ざけ、逃避してしまうと、却って苦しくなってしまいます。
例えば会社や学校に行きたくないからといってサボってしまうと、その次の日はもっと苦しくなってしまいますよね。

実は苦というものは認識すると楽になります。
武道的にいえば、稽古に行きたくない自分や試合に出たくない自分をどう乗り越えていくか。

そのため苦を処理する力というのが養われ、その過程で自分の意思が確立されていきます。

人間として生きる力を養っていく、それがより充実した人生に繋がると確信し、私たちは武道を通じて青少年の教育を行っています。

過去の心技道場主催大会での反応

――――過去の大会に出たお子さんについて、何か大会後変化などありますか?

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振り返ると自信を持って稽古に取り組む生徒が増えたように感じます。
試合で勝った子はもちろんなのですが、負けた子にも様々な変化があります。

というのも、これは日常の稽古から取り組んでいるのですが、うちの指導員には稽古後や試合後など、節目でしっかりと訓話をさせるよう徹底しています。

また、なるべく親御さんと疎通をとり親御さんの武道への理解が高めていただくようなアプローチをしています。

そういった教育的なアプローチをしていくと、負けたことから学ぶことがあるということが子供も親御さんも分かるようになってきます。

例えば、厳しい空手団体に所属しているご家庭だと、負けた子を親が殴るということがあります。
それは子供にいい影響な訳がありません。

武道とは先ほども言った通り、困難や課題を乗り越える力を身につけるものであり、負けたという事実をどう乗り越えていくかが大事なんです。

負けるということは人生の中で色々ある経験の一つでしかありません。
それをどう乗り越えるのか。ということを考えるのが武道である。と私は考えています。

つまり成功しても失敗しても、それを上手に乗り越える力を子供に養ってほしい。
そういった力を養う一つの機会として今回の大会も運営しています。

心技道場の大会開催実績

――――前大会などを含め、大会は何度か開催しているんですか?

心技道場が主催の大会でいうと、過去にランシット大学の体育館やラムカムヘンのスポーツコンプレックスなどで開催した経験があります。

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今回はゲートウェイエカマイというデパートでの開催になりますが、実はこれには外部の人にもアピールをしたいという狙いがあります。

今までもかなりしっかりとした施設であったものの、興味がある人しか見にこれない会場で開催してきました。

しかしゲートウェイエカマイでは大会とは関係のない一般のお客さんの前で開催することができます。

これまで、きっかけがなく武道に携わる機会のなかった人や、興味はあったが足を運ぶ勇気がなかった人に対し、どんな活動をしているか、武道とはどのようなものなのか、それを伝える機会にしたいと思います。

武道の意義を広く色々な人に知ってほしい。
そんな想いをこめて今回はゲートウェイでの開催とすることにいたしました。

大会は誰でも観戦可能!

――――会場は誰でも見られるんでしょうか?

はい、ゲートウェイエカマイのN階(日本食エリア)の中央で開催しています。
誰でも無料で見学することができますので、どうぞお気軽にお越しください。

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時間は、10:30-17:00時まで開催しております。

元学校教員の杉本先生にもお話を伺いました。

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杉本先生

心技道場の今大会の開催補助をしているという杉本先生にもお話を伺いました。
杉本先生は元学校教員ならではの視点で海外での武道教育に携わっているそうです。

心技道場に関わるきっかけになったのは、秋山先生がきっかけだったそう。
インタビュー中も秋山先生と心技道場に惚れ込み、働かせていただくこととなりました。とお話されていました。

禅道会タイランドオープンに期待すること

――――今回の大会に期待することはどういった事でしょうか?

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今回の大会に、というよりは元学校教員として海外の武道に期待することになってしまうのですが、子供の精神の柱を作るきっかけを与えてあげたいと考えています。

私は教育というのは、補助の要素が強いと思っているんですね。

我々教育者にできるのは、あくまで補助です。
またその子が意思をしっかり持っていないと、(小さな子供の場合は指導員が完全に指導をすることもできるのですが)、こちらも補助を最大化することができません。

特にティーンエイジャーと呼ばれる年代の子供にとっては、本人の意思次第です。
そういった大きな子供に向けては、指導という言葉は使いたくないですし、使わないように心がけています。

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補助をするんだけれども、本人の核心的な部分にどうアプローチしてあげるかというのが私の課題であり、まずは心の芯を作ってあげないといけないなと思います。

子供というのは、芯がないと軸がぶれていってしまうんです。
ぶれてしまったまま成長し20代になってしまうと、そこからまた立て直そうとしたり軸を作ろうとすると労力もかかりますし、失敗してしまいがちなんですよね。

そのため早いうちから子供の精神の柱を作っていってあげたい。

それが武道教育をやっていて強く思うことですので、今回の大会を通じ、子供の成長のきっかけを作っていきたいと思います。

――――大会について楽しみにしているのはどんな所でしょうか?

基本的に笑っているのが見たいですね。

もちろん凄いいい試合も見たいんですが、何か子供がやり遂げて、いい笑顔を見せている。
そんな大会にしたいと思います。

個人的にはできるだけ結果主義にしたくないと思っています。

小さな子供が自分の意思で試合という困難に立ち向かう、それだけでとても立派なことだと思うんです。
ですので、そういった大会にしていきたいです。

本大会はどんな大会?

――――試合に出るのが怖いというお子さんも多いとお聞きしたのですが…?

基本的には、秋山先生も言っていた通り、勝っても負けても学びがあるので、できるだけ試合には出てほしいです。

試合で負けても大けがする訳ではない。骨折など大きな怪我をすることなんてほとんどありません。
なので出来る限り子供の成長の場だと思って出場させてあげてほしいと思います。

特に自信のない子に出てほしい。
そして親御さんにはそんな自信のない子が舞台に上がったというだけで褒めてあげてほしい。

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余談なのですが、試合に関連するこんな話がありました。
何年か前に、うちの生徒で小学2年生のお子さんがいたんです。

その子は試合に出たくないといじけていました。

「なんで、試合に出たくないの?」って聞いてみたところ。

下をうつむきながら、「やり遂げる自信がありませんッ」って言っていたんです笑

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小学2年生の子がそんな大人びたことを言っていたので思わず笑ってしまいました!

だから「みんな最初はやり遂げる自信はないんだよ。自信をつけるためにまずは試合に出ましょうね。」と。
そういう話をしたこともありました。笑

その子は結局試合に出たのですが、一度出てからは自信がついたようで、今は自分から楽しんで試合に出るようになっています。笑

外部の方や親御さんにメッセージ

――――今回の大会について親御さんや外部の方にメッセージはありますか?

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まずは試合に出ても出なくても一度見に来てほしいですね。

何百年と、こんな現代にも生き残る、武道教育が子供にどんな影響をもたらすのか。
武道が子供たちにとってどういう効果、どういう影響があることなのかを見に来てほしいです。

そこにある価値を是非一度お越しになって、肌で感じていただければと思います。

もちろん大会でもそれを感じられるような素晴らしいものに仕上げたいと思いますが、それは大会、通常の稽古問わずお気軽に見に来てほしいです。

禅道会タイランドオープンしゃかりき432カップ 大会詳細

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【開催日】2017年10月15日(日曜日)
【場所】ゲートウェイエカマイ日本食エリア(BTS直結の階)

【時間】10:30 A.M. – 17:00 P.M.
観戦無料

大会当日の様子

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2017年10月15日。
エカマイゲートウェイにて、大盛況のもと開催された禅道会タイランドオープンの様子を撮影してきました。

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大会結果

大会結果を見るにはここをクリックしてください

最後に

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心技道場では、いつでも無料で見学、体験することができます。
大人向けのクラスやムエタイフィットネスクラスもあるので、親子で稽古をすることができます。

親子で共通のコミュニティがあることが教育上とても良いことです。

是非一緒に子供が成長する環境を構築していきましょう。
お問い合わせはお気軽に!

お問い合わせはこちら!禅道会心技道場

【電話番号】087-829-3837(あきやま)
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【公式HP】http://shingi-gym.com
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(クラススケジュールは上記Facebookページにて随時更新中)